2019年4月からトラリピをはじめました!
トラリピとはマネースクエアという会社が提供しているFXの自動場売買システムです。
長時間拘束される仕事を辞めたいけど、生きるためにお金は必要。これから転職するには厳しい年齢だし、ずっとサラリーマンを続けるのも苦しい・・・。
サラリーマンを続けながら不労所得を増やす(→セミリタイア)という点で、最初に設定さえしてしまえば あとはメンテナンスをするだけなので、時間がないときでもトラリピが稼いでくれます。
こちらの動画で(1分30秒)トラリピがどういう仕組みか分かりますよ。
- トラリピの実際の設定を公開してます
- トラリピの仕組み
- トラリピのメリット&デメリット
トラリピの損益
現在の運用実績はこちらです。3通貨 AUD/JPY、NZD/USD、CAD/JPYを運用中。
2019年4月にAUD/JPY、NZD/USDの2通貨、11月にCAD/JPYを開始。
4月20日頃にはじめて、じわじわと円高になったのでビビってました。
買いだと、プラスのスワップがAUD/JPYとCAD/JPYで、マイナスのスワップNZD/USDとなります。スワップ累計はマイナスだけど、全体でプラスの収支になっていってます。
【2019年】
Mth | 売買差益 | スワップ | 損益 |
Apr | 389 | -46 | 343 |
May | 1,001 | -58 | 943 |
Jun | 3,934 | -192 | 3,742 |
Jul | 12,452 | -763 | 11,689 |
Aug | 21,014 | -766 | 20,248 |
Sep | 6,233 | -718 | 25,515 |
Oct | 31,662 | -698 | 30,964 |
Nov | 35,188 | -619 | 33,751 |
現在のトラリピ設定
3つの通貨、それぞれの設定はこちらです。投資元本は35万円@通貨ごととしてます。
それぞれの通貨ペアをクリックしてもらうと、詳細がわかるようになってます。
通貨ペア | 買/売 | 単位 | レンジ | トラップ本数 | 利益幅 |
AUD/JPY | 買 | 1,000 | 70.2 – 85.0 | 38本/0.4円 | 800円 |
売 | 1,000 | 84.5 – 100.2 | 38本/0.4円 | 600円 | |
NZD/USD | 買 | 1,000 | 0.6040 – 0.7000 | 25本/0.4円 | 4ドル |
売 | 1,000 | 0.7040 – 0.8000 | 25本/0.4円 | 4ドル | |
CAD/JPY | 買 | 1,000 | 72.5 – 90.0 | 38本/0.4円 | 700円 |
売 | 1,000 | 90.4 – 105.2 | 38本/0.4円 | 700円 |
トラップ本数は、トラップ値幅がレンジの中で 0.4円=40銭となるように決めています。
これから資金を増やして、0.4円→0.2円→0.1円と幅を狭めていくためです。
レンジはおおよそ10年間のチャートをみて、決めています。
資金との兼ね合いがあるため、まず、真ん中を決めて、本当にとりたいレンジ→投入できる資金と現在のレートからちょっと幅を狭めるように、決めてます。
こうすることで、のちにレンジを広げるときに(真ん中は、できるだけ変えたくない)中心から広げればいいだけなので、楽かなと。
利益幅はATR(Average true range)に関係していて、これは価格変動の大きさを表しています。例えば平均して0.5円動いていたらその中に利益確定させるようなトラップを仕掛けます。
マネースクエアのヒストリカルデータを使って計算できるのですが、これは鈴さんのサイトから拝借してそのまま使わせていただいてます。
[blogcard url=”http://semiritaiafx.com/archives/27374306.html”]
トラリピ運用方針はコチラ
- チャートの上下(動き)を予想しない
- なるべくレンジを広く取って、損切しない(含み損に耐える)
- 資金に余裕がでたらレンジを広げる or トラップ値幅を広げる
基本は元本を減らしたくないので、保守的に。
そのためにリスク管理がとっても重要になります。
現在の口座状況
投資元本は105万円です。
運用実績
【2019】
Mth | 確定損益 | 累計損益 | 含み損益 | 実現損益 | 必要証拠金 | 投資元本 |
Apr | 343 | 343 | -2,903 | -2,560 | – | 300,000 |
May | 600 | 943 | -43,403 | -42,460 | – | 300,000 |
Jun | 2,799 | 3,742 | -25,249 | -21,507 | 63,093 | 300,000 |
Jul | 7,947 | 11,689 | -55,180 | -43,491 | 64,772 | 300,000 |
Aug | 8,559 | 20,248 | -132,519 | -112,271 | 92,874 | 600,000 |
Sep | 5,267 | 25,515 | -109,619 | -84,104 | 85,659 | 600,000 |
Oct | 5,449 | 30,964 | -70,054 | -39,090 | 72,578 | 600,000 |
Nov | 3,605 | 33,751 | -75,229 | -41,478 | 88,070 | 1,050,000 |
また、利益 < 含み損 となってますね。
これが、利益になるのをひたすら待つ!のみ。
元本に対するリターン
30万→60万→105万円と元本を増やしていきました。
月々の利益と元本に対するリターンのグラフです。
8月から本格運用開始、その8月に乱高下したため、利益率が伸びています。
約100万円で3万5千円の利益なので、単純計算で3.33%の利益としたら良いんではないでしょうか。
トラリピの仕組み メリット・デメリット
投資にかける時間がないサラリーマン・OLには最適な投資のひとつだと思います。
(最近はサラリーマンと言わずオフィスワーカーというらしいですね)
というのも、朝は満員電車に乗って会社へ行き、定時で終われたとしても18時や19時に家路につく、というのが日常かと思われますが
トラリピはいったん設定してしまえば、その通りに売買を繰り返してくれるのでPC画面に張り付いている必要がないんです。
その後は、レンジを外れそうなときや、リスクによって時々メンテナンスをするといった感じになります。
仕組み
基本は
- レンジになっている通貨ペアを選んで、
- 許容できるリスクをもとに仕掛ける本数を決める
これだけです。
下記はマネースクエアのサイトから、図を引用してます。
100~101円の範囲で相場が動いている(=レンジ)ので、その中でトラップを仕掛けると、自動で売買を繰り返してくれます。
そうすると、動いたぶん、買って売ってと決済して利益が重なるイメージです。
上がる相場、下がる相場どちらもつかえますが、大事なのがレンジの中で設定すること。
上がっても下がっても上下しながらレンジを形成していたら、トラリピ向きの通貨ペアとなりますが、例えば高スワップ通貨トルコリラ円の(TRY/JPY)のチャートだと時系列とともに下降していって、レンジとなっていません。
このような動きをする通貨ペアはトラリピ向きではないです。
また、投資スタイルを最初に決めておくのが望ましいです。
わたしは、含み損が増えても損切らない、中長期戦略ですが短期で考えると同じトルコリラ円でも、レンジを形成しているのでトラリピが使えるのではないでしょうか。
いずれにしても
戦略をしっかり決めて臨むことが大切です。
メリット
わたしは現在3通貨で取り組んでいるので、ひとつの通貨に一つは動きがそれほどないとしても他の通貨ペアで決済があったり、ひとつが下降して含み損が増えたとしても他の通貨は上昇トレンドで、決済が積み重なったりとリスクを減らすことができます。
AUD/JPY, CAD/JPYはクロスレート、UZD/USDはドルストレートとなっており、ドルの影響はどれも受けますが、レンジの動きは違ってきます。
- 相場を読む必要がなく、自動で売買してくれる
- 基本は放ったらかし
- チャートが乱高下したときこそ決済が多くなる
- 複数通貨に投資をすることでリスクが減らせる
ここからは、デメリットをお話しますね。
デメリット
レンジを突き抜けていった場合は含み損が重なります。
例えば、NZD/USDにおいて、当初は買いのレンジ(ハーフ&ハーフの下半分)を「0.6440 – 0.70」としていました。
3ヶ月もすると下抜けて行ってしまって、そこからは売買はないため決済もない=利益もない。かつ、含み損だけ増えていくという結果に。
ここはどれだけリスクが取れるかというところに繋がると思います。
そのため、0.6440から「0.6040 ~ 0.70」とレンジを広げました。現在はまた0.6440より上で推移していってますが、その間は動きはないためNZD/USDの決済はなく、機会損失となってしまってます。
また買いが「マイナススワップ」のため、スワップもマイナスが積み重なっています(;´Д`)。決済された時点で、利益を上回るスワップが積み重なっていたりします。
- 含み損を抱えやすい
- 下降トレンド・上昇トレンドに入ると決済とならず利益が確定しない
- 短期間には向いていない
トラリピはレンジの中で上昇・下降を繰り返して利益が出る仕組みなので、最初は含み損を抱えて、相場が反転して決済して利益を積み重ねていくため、どうしても含み損は避けられない要素となります。
NZD/USDの通貨ペアでも、レンジを外れると何の決済もせず、含み損は増えますが、しばらくするとレンジ内に相場が戻ってきました。
そのため、短期でキャピタルゲインを得るには、あまり向いていない投資になります。
どんな投資にもメリット・デメリットの両側面があるため、しっかり理解してはじめましょう!
わたしみたいにサラリーマン・OLしていて、投資にかける時間がそんなになく、色んなシガラミに疲れて給料とは違う収入があったら違うのになぁって思ってる方にはトラリピをやってみてはどうでしょう。
トラリピの運用資金
トラリピを手掛けているマネースクエアのサイトにいくと「トラリピ運用試算表」というツールがあります。
これに数値を入れ込んでいくと必要証拠金や評価損を計算してくれるので、レンジ幅や仕掛ける本数など総合的に考えて、運用資金を決めています。
わたしは複数運用+リスクも取って1通貨で35万円の元本を入金しています。
<計算に必要な数値>
運用予定額 | 投資にかけられる金額 |
---|---|
レンジ幅 | 通貨ペアのチャートと現在のレートから |
仕掛ける本数 | レンジの中で並べるトラップ |
1本あたりの通貨 | 1,000通貨~ |
利益幅 | 1回の決済で確定したい利益。ATRをみる。 |
ストップロス | リスクを減らすか含み損を抱えて |
それに加えて、ビジュアルでも把握しておきたいため、エクセルも作成してます。
[jin_icon_illust]自分のお金を運用するので、しっかりリスクを捉えて、失敗したくないからです。
”AUD/JPYの買い”だとこのようなシートです。
ユリの運用方針
単純明快に
- チャートの上下(動き)を予想しない
- なるべくレンジを広く取って、損切しない(含み損に耐える
- 中長期でキャピタルゲインを狙う
です。
そして利益が溜まったら、もしくは資金が用意できたら
- 通貨ペアを増やす
- トラップ本数を増やす(トラップ値幅を狭める/0.4円→0.2円→0.1円)
としていきます。そうすると、もっと利益が増えるから。
利用している会社
マネースクエアです。トラリピをしているのがコチラの会社のみです。
口座開設者のうち70%以上が資産運用のためにトラピリを利用しているそうです。
口座開設するのもスマホから簡単にできますよ。わたしは毎日の残業のなか、帰りの電車でトラリピを知ってから、色々とググって調べて、1週間ほどして、ささっとスマホから口座開設の申し込み。
それから資金を移動して、設定してちゃちゃっとはじめました。
わたしが投資している通貨は、取り扱っている通貨のうち、リスクが少ない(必要証拠金が少なくてすむ)ので、最初はマネから入ってもいいかと。
ただ、
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